お客様がライブチャットに訪れる理由
今回は、お客様である男性がライブチャットサイトを利用する理由について考えてみたいと思います。チャットレディーにとって、収入を得る対象であるお客様の事情を知ることはとても大切なことです。
ところが、多くのチャットレディーは自分の事に精一杯で、お客様の側から見ることが出来ていません。
全く考えていないという事はないと思いますが、あなたが思っているよりずっと、お客様の事を研究する必要があるのです。
どんなお仕事でも、お客様があって初めて成り立ちます。黙っていても売れていくような素敵な商品でさえ、そうなるまでには宣伝をし、価値観を高め、ブランド化して来たわけですが、その前提として、お客様が何を求めているかを研究することから始めているのです。
利用料金は気になるはずです
軌道に乗れば、チャットレディーは副業としてとてもいい収入を得ることができますが、それはお客様が支払う利用料金がとても高いからです。
ノンアダルトのライブチャットでは、利用料金は100円/分というのが一般的ですが、それでさえ1時間で6000円にもなります。近くの居酒屋さんなら、2時間程度楽しんでも5000円程度で済みますから、ライブチャットが如何に高額かが分かります。
ましてライブチャットでは出会い系サイトのような実りはほとんど期待できません。アダルト系のライブチャットなら、ビデオでは満足できないような興奮を味わえるかもしれませんが、ノンアダルトでは基本的にお話しているだけなのです。
お金に余裕のある方なら、ライブチャットはとても贅沢な暇つぶしだといえます。実際、会社を経営されている方や、リタイヤされて悠々自適という方にとっては、空いた時間に自分のペースで遊べる憩いの場かもしれません。
そういう方々は気持ちに余裕があり鷹揚ですので、例外的に長くお客様になって頂け、忘れた頃にふと立ち寄って下さったりします。
でも大抵の場合は、身を削る思いでライブチャットに挑んでおられるわけです。
男性は見栄っ張りですから、料金をそれほど気にしていないような素振りをみせますが、内心はタクシーのメーターの様に気が気でない状態かもしれないのです。
5分程度で退室された場合、ケチなお客様だと思うのは勝手ですが、あなたがお客様の立場で考えられれば、見方がちょっと変わるはずです。
そういったお客様を大切にすること、そのお客様の状況を理解し、お客様の気持ちを察すること、などから始める必要があります。
最初からいいお客様に巡り会えるなんていう甘い考えは捨てましょう。
それぞれの都合
女性に対する意識でみると、大きく分けて二通りのお客様がいらっしゃいます。女性が好きなお客様と、女性が苦手なお客様です。
この場合の女性が好きなお客様というのは、女性の扱いに慣れていて、お話したり口説いたりするのが好きなお客様です。
そういった男性にとっては、好きな時に居ながらにして楽しめるライブチャットは、知らぬ間にハマってしまう身勝手な遊びだといえます。
気がついたら月にに10万円近くをライブチャットに使っている男性も珍しくありませんが、やがてそれが、いかに虚しいことかに気が付きます。
もちろんそうなるまでには、段々過激なサービスに移行するようですが、ある時からパタッと止めてしまうというのが一般的な流れです。
そういう意味では、お話が上手で最初から気持ちよく会話できるお客様は、それほど長続きしないお客様だともいえます。
もちろん例外もありますが、あなたが楽しいと思えるお客様がいいお客様だというのは、あなたの都合です。それを勘違いしていると、知らぬ間に待機時間の嵐になってしまいます。
楽しく時間が過ごせれば一番いいのですが、それに満足してしまっては行けないのです。
モテる男性は女性を楽しませることが上手ですが、一度ツボが分かった女性を何度も楽しませようとはしません。
女性が苦手なお客様
ライブチャットでは女性が苦手なお客様が比較的多い傾向があります。苦手というよりは、女性と出会う機会が少なかったり、交際経験のない方や女性とうまくお話出来ない方という意味です。
こういったタイプのお客様でも、最初からモテないことを語るお客様はあまりいません。むしろ女性には慣れているという雰囲気を出したり、武勇伝を語るお客様もいます。
ある意味一番ありふれたお客様ですが、要するに皆さん少し捻れていたり屈折しているわけで、どう調理するかはあなたの腕にかかっています。
基本的には、男性が気持ちよくなるように聞いてあげる事が大切ですが、安易に「なるほど」とか「わかるわかる」というのは、逆効果の場合があります。
誰しも、オマエなんかに分かるわけがない、という意識がどこかにあるわけです。ある意味男性はとても繊細なのです。
同時に男性は、口には出さなくても女性より相手の気持ちを考えている傾向があります。実社会で仕事をしている男性は、そうしないと人間関係がうまく行かないことを知っているのです。
ですからあなたも、上辺だけではなく精一杯お客様に興味を持ち、共感したり悩みを共有しようとする努力が必要になってきます。
少なくともお客様は、数多いチャットレディーの中からあなたを選んでくれたのですから、あなたに何かのインスピレーションを感じているはずです。
高圧的なお客様
チャットレディーをしていると、上から目線で高圧的なお客様や、いきなり不満をぶつけてくるお客様に出会う機会が何度も出てきます。
クレーマーに近いお客様もいますが、高い利用料金を払っているのだから、オマエは俺の下僕だ、というあたりが共通の認識かも知れません。
チャットレディーにとって決して気持ちのよいお客様ではありませんよね。でも、無料のサポートダイアルでクレームをつけてくるお客様より余程いいお客様だと思えば、案外余裕で対応出来るかも知れません。
ところがここでも、「わたしは何も悪くない」とか「あなたなんか相手にしない」という発想だと、苦痛にしか感じませんし、そこから生まれるものもありません。
そうなると、あなたにはそれだけの器量しかなかった、というに証になってしまいます。嫌なお客様の事は忘れてしまいたいかも知れませんが、それでは次につながりません。
誰でも簡単にこなせるわけではありませんが、対応マニュアルがあるわけでもありません。でも、お客様の立場で考えれば、対応の仕方が見えてくる事もあります。
事例ごとに勉強し、対応力をつけるという積み重ねが努力であり、画面に向かって手を振っているのが努力じゃない、ということに気づいて下さい。